Last updated:
16-AUG-2016

Test Your Connection (Japanese)


通信接続テスト

Cisco dCloud では、現在のロケーションから通信接続テストを実施したり、遠隔地からの通信接続テストの実施をEmail経由でリクエストしたりすることができます。

dCloudセッションを開始される前に、通信接続テストを実施し、お使いになる通信がアクティブなセッション中に必要な通信速度、及び通信データ量を処理できるか確認される事を推奨しています。もし、dCloudのセッションにラップトップやその他の携帯端末から接続されているのであれば、有線もしくは、無線接続で、通信接続テストを完了する事ができます。もし、アクティブなセッションがエンドポイント機器、例えば、ルータやアクセスポイントなどを必要とする場合、エンドポイント機器が接続されるポートからテストを実施する事を推奨します。

: Cisco dCloud 接続テストは、サポートされたブラウザーJava必要になります。 Java ポップアップが表示された場合は許可してください。

ローカルの通信接続テスト実施

以下の手順に従って、現在のロケーションから通信接続テストを行ってください。

  1. ブラウザで、 dcloud.cisco.comにアクセスし、 現在地から一番近いdCloudロケーションを選択し、ご自身のCisco.com認証情報をお使いになって、dCloud UIにログインしてください。
  2. Cisco dCloud UI のトップメニューバーから、[My Dashboard] ページに移動します。
  3. 図 1.トップメニューバーにある My Dashboardオプション
    2015-01-13_07-56-00-2

  4. 画面の左側にある [My Connection Tests] メニュー オプションをクリックします。

    図 2. My Connection Tests のドロップダウンメニューオプション
    2015-01-13_08-10-34

  5. [Run a Connection Test] ボタンをクリックします。

    図 3. 接続テストの実施
    bw_options

  6. Connection Test を実施するのに、サポートされているブラウザとJavaが必要になりますと、通知ウィンドウが開きます。またお使いのJavaバージョンによって、アップグレード読み込みが警告され、すぐにアップグレードするか、後ほど実施するか指定できます。  お使いのJavaバージョンに問題がなければ、テストが読み込まれます。

    図 4. テストの読み込み
    loading connection test

  7. Web ブラウザの設定によっては、セキュリティ上の警告を示すポップアップ ウィンドウが表示される場合があります。オプションをクリックしてアプリケーションを起動します。通信接続テストを実施するには、アプリケーションを起動する必要があります。
  8. 図 5      Firefox のセキュリティ警告

    Firefox Security Warning

  9. Connection Test ウィンド読み込み後、 Start Testをクリックし、接続テストを開始します。

    図 6. 接続テストのウィンドウ
    connection_test_initial_window

  10. ポップアップ ウィンドウで、テストを開始するロケーションを入力します。[OK] をクリックします。例)”Home_Office”など
  11. 図 7      通信接続テストの場所

    Bandwidth Test Location

  12. OKをクリックする。
  13. テストが完了すると、Connection Summary タブを開き、接続概要情報を表示できます。

    図 8. 接続概要タブ
    connection summary

  14. Connection Summary タブの内容を確認します。

このタブは、テストを実施された現在地からのインターネットへのアップロードとダウンロード量を表示し、お使いの通信接続が、dCloudのアクティブセッションへ接続するのに、適切かを案内します。 接続スピードが遅い場合は、ご使用の通信の帯域幅に問題がある事や、ネットワークの輻輳を示している場合があります。また接続テスト結果は、時間帯に寄って変化することがあります。

  1. Port Summary タブをクリックし、確認します。 [port_summary_tab].

このタブは、dCouldのアクティブなセッションへの接続に必要とされるポートが開いているか(“Connection Successful”)もしくは、
開いていない(“Connection Blocked”)を表示します。

図 9. 接続ポート概要タブ
port check

表 1では、Port Summaryタブにて、アクティブなセッションへ接続する際に必要とされるポートのリストを、接続形態や、機器別に説明しています。

Table 1. アクティブなdCloudセッションへの必要ポート 

Portの名前 Portの番号 接続形態 要求条件
VPN Ready 443 TCP Cisco AnyConnect VPN Clients及び、Ciscoルータをアクティブなセッションに接続する際には、該当ポートの接続許可が必要。
IP Phones VPN 443 UDP Datagram Transport Layer Security (DTLS)認証によるCisco AnyConnect VPN Clients及び、Cisco IP phonesをアクティブなセッションに接続する際には、該当ポートの接続許可が必要。
BYOD Data 5246 UDP Control and Provisioning of Wireless Access Points (CAPWAP)を使用した、access-point-onlyオプションにて、ワイヤレスLANコントローラーと一緒に、アクティブなセッションに接続する際には、該当ポートの接続許可が必要。
BYOD Control 5247 UDP CAPWAPを使用した、access-point-onlyオプションにて、ワイヤレスLANコントローラーと一緒に、アクティブなセッションに接続する際には、該当ポートの接続許可が必要。
  1. Speed tabをクリックして、確認します。 [speed_tab].

このタブは、速度テストの詳細を表示している。例えば、Max DelayRoute Concurrencyなど。
最低接続速度として、768 kbpsがアップロード及びダウンロードに必要と推奨されている。複数の関係者でデモを実施する場合や、ビデオ会議を実施する際には、最低接続速度として、1.5 Mbpsがアップロード及びダウンロードに必要と推奨されている。
不十分な帯域幅は、低品質な音声やビデオ品質、動作しない機能、VPN接続の切断の原因となる場合があります。

図 10. 接続速度の詳細タブ
connection test speed

  1. RTT タブをクリックし、確認します。 [rtt_tab].

このタブは、接続テストの際のラウンドトリップタイム(RTT)の継続性を表示します。

このラウンドトリップタイムの継続性は、ユーザの現在地からdCloudデータセンターへ送信されたテスト信号の所要時間を表示しています。RTTが短く続いている場合は、dCloudセッションへの接続に継続性があるという結果を表しています。VoIPクライアントやエンドポイントをお使いの際は、RTTが300ms以下のラウンドトリップで継続することを推奨しています。VoIPは一般的に、片方向の遅延が150msまでを許容し、それ以上となると、通話品質が許容できなくなります。

図 11. ラウンドトリップタイム継続性タブ
round trip consistency

  1.  Save and Return to Dashboardをクリックし、接続テストを終了します。

リモートの通信接続テスト依頼

以下の手順に従って、Eメールを送付し、遠隔地のユーザに通信接続テストの実施をリクエストします。

  1. ブラウザで、dcloud.cisco.comにアクセスし、 一番近いロケーションをお選びになり、Cisco.com認証情報をお使いになって、ログインしてください。
  2. Cisco dCloud UI から、[My Dashboard] ページに移動します。
  3. 図 12. トップメニューバーのMy Dashboardオプション
    2015-01-13_07-56-00-2

  4. 画面の左側にある [My Connection Tests] メニュー オプションをクリックします。
  5. 図 13. My Connection Tests ドロップダウンメニューオプション
    2015-01-13_08-10-34

  6. Request a remote Connection Testをクリックします。.

    図 14. 接続テスト オプション
    bw_options_remote

  7. [Request a Remote Connection Test] ウィンドウで、通信接続テストを実施してほしいリモート ユーザの E メール アドレス場所を入力します。また、リクエスト付きのメッセージを追加できます。
  8. 図 15. Request a Connection Test
    Request a Remote Connection Test

  9. [Save] をクリックします。通信接続テストへのカスタム リンク付きの E メールが、入力したアドレスに送信されます。
  10. 図 16.      通信接続テストのリクエストの E メール送信の例

    remote_connection_test_email

  11. リモート ユーザがリンクをクリックしてテストを実施すると、ローカルの通信接続テストが実施される場合と同様のメッセージが表示されます。詳細については、前のセクションを参照してください。
  12. リモート ユーザがテストを完了すると、リクエストしたユーザとテストを実行したユーザの両方にテスト結果が E メールで送信されます。
  13. 図 17.      通信接続テストの結果が記載された E メールの例

    connet_test_results

  14. また、[My Dashboard] > [My Connection Tests] に進み、保存されたテスト結果を表示することもできます。