Collaboration Edge モバイルおよびリモート アクセス エンドポイントの設定 – Collaboration 11.0v1
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このガイドでは、Cisco dCloud デモンストレーションで使用するモバイルおよびリモート アクセス(MRA)エンドポイントの設定手順について説明します。MRA エンドポイントは、ホーム オフィスや他の場所からリモートで働く社員向けです。
デバイスは、インターネットでどこからでもアクセスできる Collaboration Edge アーキテクチャを介して企業ネットワークに接続します。Collaboration Edge アーキテクチャは、企業ネットワークの DMZ に展開された 1 組のサーバで構成され、社内のネットワークをパブリック インターネットに接続します。企業ネットワーク外部からの通信は、VPN やその他の接続ソフトウェアを使用せずに安全に Unified Communications Manager にルーティングされます。
証明書の処理
- MRA デバイスを設定する際の最初のステップは、VCS-Expressway サーバのパブリック IP アドレスと DNS A レコードを確認することです。これらのデータは、デモンストレーションの [セッションの詳細(Session Details)] にあります。これらの値をメモして、デモンストレーションの続きで使用できるようにしておいてください。
図 1.セッションの詳細
DNS A レコードの形式は、“vcse.(collabedge- or cb)XXX.dc-YY.com” です。XXX と YY の値は、デモンストレーションにおいて以降も必要になります。
- 外部のラップトップを使用して Web ブラウザを開き、上記でメモしたパブリック IP アドレスを使用して、割り当てられた VCS Expressway のホームページに移動します。[例外の追加(Add Exception)] をクリックします。この VCS-E サーバのセキュリティ証明書をインストールすることにより安全性を確保し、コンピュータを内部ネットワークの内側で使用できるようにします。
図 2.管理者のログイン
- ブラウザの URL ボックス に示されているセキュリティ アイコン(小さな錠)をクリックして、[証明書の表示(View certificates)] を選択します。 Internet Explorer を使用している場合は、[証明書のエラー(Certificate error)] をクリックして続行します。
図 3.Web サイトの識別
- [認証パス(Certification Path)] をクリックします。
図 4.認証パス
- [VeriSign](ルート証明書)証明書をクリックし、[詳細の表示(View Details)] をクリックします。表示されるポップアップ ウィンドウで、[詳細(Details)] の下にある [ファイルにコピー…(Copy to File…)] をクリックし、.cer ファイルとして保存します。注:[ファイルにコピー(Copy to File)] オプションがグレー表示になっている場合は、Web ブラウザの信頼できるアドレスのリストにこの Web サイトが追加されていることを確認します。
図 5.認証パスと VeriSign 証明書の詳細
- ウィザードに従って、証明書をワークステーションにコピーします。Symantec Class 3 について、同様の操作を行います。ファイルの保存先として、マシンのデスクトップなど、ファイルを再度見つけやすい場所を選択することをお勧めします。
図 6.認証パスと Symantec Class 3 証明書の詳細
これで、ワークステーション上に両方の証明書がそろいました。
図 7.ワークステーション上の証明書
- [全般(General)] タブをクリックし、[証明書のインストール(Install Certificate)] を選択します。インストール完了のメッセージが表示されるまで、ウィザードに従います。前の手順でダウンロードした両方の証明書をインストールします。
図 8.証明書インポート ウィザード
Cisco Jabber for Windows MRA デバイスの設定方法
MRA 通信デバイスとして使用するデバイスには、いくつかの候補があります。最初の候補は、Cisco Jabber for Windows です。外部のラップトップを使用してこのデバイスをセットアップし、Cisco Collaboration Edge ソリューション経由で接続するように設定します。
Mac を使用する場合は、同じ手順に従って Cisco Jabber for Mac をインストールします。スクリーン ショットは若干異なりますが、手順は同じです。
Cisco Jabber for Windows ソフトウェアの設定
- Cisco.com から Cisco Jabber for Windows をダウンロードします。テスト済みのリリースはバージョン 11.5 です。
- 以前にインストールして設定済みのクライアントがある場合は、[ファイル(File)] > [Jabber のリセット(Reset Jabber)] を使用してリセットしてください(最新版へのアップグレードを推奨します)。
図 9.Jabber のリセット オプション
- パブリック接続を使用して、ワークステーションをインターネットに接続します。接続には、自宅のワイヤレス、お客様のゲスト ネットワーク、またはその他のパブリック インターネット接続を使用できます。シスコの社員は、Blizzard SSID でゲスト アカウントを作成し、ゲスト ネットワークの Intranet SSID に接続してデモンストレーションを実行してください。
シスコ社員向け – Cisco IT は企業ファイアウォール上でさまざまなメディア ポートをブロックしています。無線、有線を問わず、MRA を介してデバイスを登録する場合は、パブリック接続を使用してください。
- シスコのオフィスで Blizzard SSID またはシスコ LAN に接続している場合は、次の手順を実行する必要があります。
- Web ブラウザを起動し、https://internet.cisco.com にアクセスします。自分のシスコ ID とパスワードを使用して [サインオン(Sign On)] します。
図 10.インターネット アカウントのサインイン
- [アカウントの作成(Create Account)] アイコンをクリックします。
- ゲスト アカウントのアカウント情報を入力します。任意の名前、電子メール、会社を入力できます。[ゲスト ロール(Guest role)] は必ず [ゲスト(Guest)] に設定します。[送信(Submit)] をクリックします。
図 11. カスタム ゲスト アカウントの作成
- Blizzard SSID への接続を解除します。Internet SSID に接続し、作成したクレデンシャルを使用して guest としてログインします。
図 12.ワイヤレス ネットワークのオプション
- デモ ユーザのユーザ名にサフィックス @(collabedge- or cb)XXX.dc-YY.com を付けて入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
図 13.Cisco Jabber デモ ユーザのユーザ名
- 次のページで、ユーザのパスワードを入力します。[Cisco Jabber の起動時にサインイン(Sign me in when Cisco Jabber starts)] オプションはオンにしないでください。[サインイン(Sign in)] ボタンをクリックします。
図 14. Cisco Jabber へのサインイン
Cisco Jabber for Windows クライアントは、MRA 経由で接続済みの状態になります。他の任意のエンドポイントからアクセス可能で、任意の LAN、MRA、B2B エンドポイントとビデオ コールを行うことができます。
エンドポイント上に次の出力が表示された場合は、(admin としてパスワード dCloud123! を使用して)VCS-C サーバに接続し、下図のようにログ ページを確認する必要があります。
図 15. ソフトウェア クライアント上に表示される Cisco MRA 登録エラー
図 16. Cisco VCS-C サーバのイベント ログへのアクセス
デバイスの登録に使用したユーザ ID を使用してエントリをフィルタ処理します。
図 17. Cisco VCS-C サーバのイベント ログ
要求が失敗したことを示すメッセージとともに、上図のような出力が表示された場合は、設定、使用しているクレデンシャル、Wi-Fi またはイーサネット接続の状態、およびルータ キットの VPN 接続を再度確認してください。VCS-C または VCS-E サーバに問題の別の原因を示すアラームがあるかどうかも確認してください。これらすべてのステップを実行しても問題が解決されない場合は、この注に記載されているバグが発生している可能性があります。
この問題の解決策は現在調査中ですが、以下のステップに従って VCS-C から CUCM1 を削除してからもう一度追加し、ログインを試行してください。
それでもこの問題が解決せずログインできない場合は、シャットダウンしてこのデモンストレーション セッションを終了し、新しいセッションをスケジュールすることをお勧めします。このエラーはまれにしか発生しないため、新しいセッションでは MRA の登録は成功すると考えられます。または、Cisco dCloud サポート ページを通じてサポート ケースをオープンし、サポート エンジニアに支援を依頼してください。
任意のデモ ワークステーションを使用し、admin としてパスワード dCloud123! を使用して VCS-C(https://vcsc.dcloud.cisco.com または 198.18.133.152)にログインします。外部のラップトップを使用してこの変更を行う場合は、VPN に接続する必要があります。
- ホーム ページから、[設定(Configuration)] > [ユニファイド コミュニケーション(Unified Communications)] > [Unified CM サーバ(Unified CM Servers)] に移動します。
- すでに cucm1.dcloud.cisco.com のエントリがあるはずです。
- このエントリをクリックし、値をメモしてからこのエントリを削除します。
- [新規(New)] をクリックし、以下の詳細を使用して Cisco UCM をもう一度追加します。
- [Unified CM パブリッシャ アドレス(Unified CM publisher address)] – 198.18.133.3 または cucm1.dcloud.cisco.com
- [ユーザ名(Username)] – administrator
- [パスワード(Password)] – dCloud123!
- [TLS 検証モード(TLS verify mode)] – 無効(Off)
- [アドレスの追加(Add Address)] をクリックします。エンドポイントが MRA 経由で登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager に、エンドポイントの IP アドレスとして VCS-C サーバと同じ 198.18.133.152 が表示されることを確かめます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco Unified Communications Manager サーバ(https://198.18.133.3)にアクセスして、administrator としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] をクリックします。
- 電話を探すために、「Description contains」の条件で *Cisco Jabber for iPhone/iPad にログインしたときのユーザのユーザ名* を入力し、[検索(Find)] をクリックします。
図 18.Cisco Unified CM の管理、現在ログイン中のデバイスのレポート
もう 1 つの確認方法として、たとえば tadams@dcloud.cisco.com にコールを発信し、そのコールが VCS ログに記録されたことを確認します。コール パスに複数のコール レッグが示されている場合、Collaboration Edge の通信パスを使用していることになります。[プロトコル(Protocol)] には、[複数のコンポーネント(Multiple Components)] のラベルがリストされます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco TelePresence VCS-C サーバ(https://198.18.133.152)にアクセスし、admin としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [ステータス(Status)] > [コール(Calls)] > [コール(Calls)] をクリックします。
図 19.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
図 20.Cisco TelePresence Video Communication Server Control コール ステータス
- 右側の [表示(View)] リンクをクリックすると、コールが展開表示されて、そのすべてのコンポーネントが示されます。これにより、MRA エンドポイントがイントラネット外部から発信していることがわかります。
図 21.コール ステータスの詳細
Cisco Jabber for iPad/iPhone MRA デバイスの設定方法
- App Store から Jabber for iPhone/iPad をダウンロードします。テスト済みのリリースはバージョン 11.5 です。
- スマートフォンまたはタブレットにインストールします。
- クライアントがすでに設定されている場合は、[Jabber のリセット(Reset Jabber)] オプションを使用してリセットします。
図 22.Jabber のリセット
- パブリック接続を使用して、ワークステーションをインターネットに接続します。接続には、自宅のワイヤレス、お客様のゲスト ネットワーク、またはその他のパブリック インターネット接続を使用できます。シスコの社員は、Blizzard SSID でゲスト アカウントを作成し、ゲスト ネットワークの Intranet SSID に接続してデモンストレーションを実行してください。
シスコ社員向け – Cisco IT は企業ファイアウォール上でさまざまなメディア ポートをブロックしています。無線、有線を問わず、MRA を介してデバイスを登録する場合は、パブリック接続を使用してください。
- シスコのオフィスで Blizzard SSID またはシスコ LAN に接続している場合は、次の手順を実行する必要があります。客先など他の場所で作業する場合は、このステップはスキップできます。
- Web ブラウザを起動し、https://internet.cisco.com にアクセスします。自分のシスコ ID とパスワードを使用して [サインオン(Sign On)] します。
図 23.ワイヤレス ネットワークのオプション
- [アカウントの作成(Create Account)] アイコンをクリックします。
- ゲスト アカウントのアカウント情報を入力します。任意の名前、電子メール、会社を入力できます。[ゲスト ロール(Guest role)] は必ず [ゲスト(Guest)] に設定します。[送信(Submit)] をクリックします。
図 24.ワイヤレス ネットワークのオプション
- Blizzard SSID への接続を解除します。Internet SSID に接続し、作成したクレデンシャルを使用して guest としてログインします。
図 25.ワイヤレス ネットワークのオプション
- デモ ユーザのユーザ名にサフィックス @(collabedge- or cb)XXX.dc-YY.com を付けて入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
図 26.Cisco Jabber デモ ユーザのユーザ名
- 次のページで、ユーザのパスワード(dCloud12345!)を入力し、[自動サインイン(Automatic sign-in)] をオフにして [サインイン(Sign in)] ボタンをクリックします。
図 27.サインイン
- Jabber for iPhone/iPad クライアントが接続済みの状態になります。[証明書が無効です(Certificate not valid)] というエラーが表示された場合は、[続行(Continue)] をクリックします。[サーバが見つかりません(Cannot locate server)] というエラーが表示された場合は、もう一度 [サインイン(Sign in)] ボタンをクリックします。
Cisco Jabber for iPad/iPhone クライアントが接続済みの状態になります。他の任意のエンドポイントからアクセス可能で、任意の LAN、MRA、B2B エンドポイントとビデオ コールを行うことができます。
図 28.Cisco Jabber Client for iPad/iPhone
エンドポイント上に次のような出力が表示された場合は、VCS-C サーバにアクセスし、下図のようにログ ページを確認する必要があります。
図 29. ソフトウェア クライアント上に表示される Cisco MRA 登録エラー
図 30. Cisco VCS-C サーバのイベント ログへのアクセス
デバイスの登録に使用したユーザ ID を使用してエントリをフィルタ処理します。
図 31. Cisco VCS-C サーバのイベント ログ
要求が失敗したことを示すメッセージとともに、上図のような出力が表示された場合は、設定、使用しているクレデンシャル、Wi-Fi またはイーサネット接続の状態、およびルータ キットの VPN 接続を再度確認してください。VCS-C または VCS-E サーバに問題の別の原因を示すアラームがあるかどうかも確認してください。これらすべてのステップを実行しても問題が解決されない場合は、この注に記載されているバグが発生している可能性があります。
この問題の解決策は現在調査中ですが、以下のステップに従って VCS-C から CUCM1 を削除してからもう一度追加し、ログインを試行してください。
それでもこの問題が解決せずログインできない場合は、シャットダウンしてこのデモンストレーション セッションを終了し、新しいセッションをスケジュールすることをお勧めします。このエラーはまれにしか発生しないため、新しいセッションでは MRA の登録は成功すると考えられます。または、Cisco dCloud サポート ページを通じてサポート ケースをオープンし、サポート エンジニアに支援を依頼してください。
任意のデモ ワークステーションを使用し、VCS-C(https://vcsc.dcloud.cisco.com または 198.18.133.152)に admin としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。外部のラップトップを使用してこの変更を行う場合は、VPN に接続する必要があります。
- ホーム ページから、[設定(Configuration)] > [ユニファイド コミュニケーション(Unified Communications)] > [Unified CM サーバ(Unified CM Servers)] に移動します。
- すでに cucm1.dcloud.cisco.com のエントリがあるはずです。
- このエントリをクリックし、値をメモしてからこのエントリを削除します。
- [新規(New)] をクリックし、以下の詳細を使用して Cisco UCM をもう一度追加します。
- [Unified CM パブリッシャ アドレス(Unified CM publisher address)] – 198.18.133.3 または cucm1.dcloud.cisco.com
- [ユーザ名(Username)] – administrator
- [パスワード(Password)] – dCloud123!
- [TLS 検証モード(TLS verify mode)] – 無効(Off)
- [アドレスの追加(Add Address)] をクリックします。エンドポイントが MRA 経由で登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager に、エンドポイントの IP アドレスとして VCS-C サーバと同じ 198.18.133.152 が表示されることを確かめます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco Unified Communications Manager サーバ(https://198.18.133.3)にアクセスして、administrator としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] をクリックします。
- 電話を探すために、「Description contains」の条件で *Cisco Jabber for Windows にログインしたときのユーザのユーザ名* を入力し、[検索(Find)] をクリックします。
図 32.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
もう 1 つの確認方法として、たとえば tadams@dcloud.cisco.com にコールを発信し、そのコールが VCS ログに記録されたことを確認します。コール パスに複数のコール レッグが示されている場合、Collaboration Edge の通信パスを使用していることになります。[プロトコル(Protocol)] には、[複数のコンポーネント(Multiple Components)] のラベルがリストされます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco TelePresence VCS-C サーバ(https://198.18.133.152)にアクセスし、admin としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [ステータス(Status)] > [コール(Calls)] > [コール(Calls)] をクリックします。
図 33.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
図 34.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
- 右側の [表示(View)] リンクをクリックすると、コールが展開表示されて、そのすべてのコンポーネントが示されます。これにより、MRA エンドポイントがイントラネット外部から発信していることがわかります。
図 35.コール ステータス
Cisco IP Phone 88×5 MRA デバイスの設定方法
シスコ社員向け – Cisco IT は企業ファイアウォール上でさまざまなメディア ポートをブロックしています。無線、有線を問わず、MRA を介してデバイスを登録する場合は、パブリック接続を使用してください。
- 次の Cisco IP Phone モデル 88XX は、MRA によってサポートされています。
- Cisco IP Phone 8811
- Cisco IP Phone 8841
- Cisco IP Phone 8845
- Cisco IP Phone 8851
- Cisco IP Phone 8851NR
- Cisco IP Phone 8861
- Cisco IP Phone 8865
- ワイヤレス接続可能な IP フォンを使用している場合は、このステップの以下の手順に従ってください。ワイヤレス接続に対応していない場合は、LAN を経由して IP フォンをパブリック インターネットに接続する必要があります。お使いの MRA デバイスは、シスコ社内 LAN に接続しないでください。
- パブリック接続を使用して IP フォンをインターネットに接続します。接続には、自宅のワイヤレス、お客様のゲスト ネットワーク、またはその他のパブリック インターネット接続を使用できます。シスコの社員は、Blizzard SSID でゲスト アカウントを作成し、ゲスト ネットワークの Intranet SSID に接続してデモンストレーションを実行してください。
- Blizzard SSID に接続している場合は、このステップ 1 の残りの手順を実行する必要があります。LAN を介して IP フォンを接続している場合は、このセクションのステップ 2 に移ります。
- Web ブラウザを起動し、https://internet.cisco.com にアクセスします。自分のシスコ ID とパスワードを使用して [サインオン(Sign On)] します。
図 36.ワイヤレス ネットワークのオプション
- [アカウントの作成(Create Account)] アイコンをクリックします。
- ゲスト アカウントのアカウント情報を入力します。任意の名前、電子メール、会社を入力できます。[ゲスト ロール(Guest role)] は必ず [ゲスト(Guest)] に設定します。[送信(Submit)] をクリックします。
図 37.ワイヤレス ネットワークのオプション
- Blizzard SSID への接続を解除します。Internet SSID に接続し、作成したクレデンシャルを使用して guest としてログインします。
図 38.ワイヤレス ネットワークのオプション
- クリーンな状態のデバイスでラボを開始し、以前の設定による問題を回避するために、88×5 デバイスを工場出荷時の状態にリセットすることを推奨します。
- 88×5 のリセット
- 88×5 の電源を抜き、5 秒待ちます。
- # ボタンを押しながら電話機に電源をもう一度差し込みます。
- ミュート ボタンのライトがオフになったら、123456789*0# の順に押します。
- これらのボタンを押すと、電話機を工場出荷時の状態にリセットするプロセスが実行されます。工場出荷時の状態にリセットするプロセスが完了して、メイン画面が表示されるまで、電話機の電源を切らないでください。
- 88×5 のリセット
- 電話機が再起動するまで待ちます。
- 次に、ダミー MAC アドレスをエンドポイント MAC アドレスで置き換える標準プロセスに従って、ユニットを Cisco Unified Communications Manager に追加します。この手順の詳細については、「Phone Provisioning Using Cisco Unified Communications Manager(Cisco Unified Communications Manager を使用した電話のプロビジョニング)」を参照してください。手順を見る [英語]
- キーパッドを使用して、dCloud セッションの [セッションの詳細(Session Details)] タブにある、サービス ドメインを入力します。形式は (collabedge- or cb)XXX.dc-0X.com です。
- 該当ユーザのユーザ名とパスワードを入力します。
- [サインイン(Sign in)] のソフトキー ボタンを押します。
- 注:v11 以降の 8800 電話機ファームウェアでは、MRA 設定用の QR コードをユーザに提供できます。これにより、ユーザが手動で情報を入力する必要がなくなります。Apple と Android のアプリ ストアに、QR コードを作成するための無料アプリケーションがあります。お使いのコンピュータを使用して QR コードを作成することもできます。QR コード作成用のアプリケーションが見つかったら、デモンストレーションを続行します。
- セッション(サービス ドメイン (collabedge- or cb)XXX.dc-0X.com、ユーザ名 aperez)の QR コードを作成します。
- QR コードを作成できたら、88×5 のカメラで読み取ります。成功すると、[ユーザ名(Username)] ボックスに aperez が入力されたログイン画面が表示されます。
- キーパッドを使用して、パスワード dCloud12345! を入力します。
- [サインイン(Sign in)] のソフトキー ボタンを押します。
- これにより 88×5 は MRA 経由で Unified CM に登録されます。
エンドポイント上に次のような出力が表示された場合は、VCS-C サーバにアクセスし、下図のようにログ ページを確認する必要があります。
図 39. ハードウェア エンドポイント上に表示される Cisco MRA 登録エラー
図 40. Cisco VCS-C サーバのイベント ログへのアクセス
デバイスの登録に使用したユーザ ID を使用してエントリをフィルタ処理します。
図 41. Cisco VCS-C サーバのイベント ログ
要求が失敗したことを示すメッセージとともに、上図のような出力が表示された場合は、設定、使用しているクレデンシャル、Wi-Fi またはイーサネット接続の状態、およびルータ キットの VPN 接続を再度確認してください。VCS-C または VCS-E サーバに問題の別の原因を示すアラームがあるかどうかも確認してください。これらすべてのステップを実行しても問題が解決されない場合は、この注に記載されているバグが発生している可能性があります。
この問題の解決策は現在調査中ですが、以下のステップに従って VCS-C から CUCM1 を削除してからもう一度追加し、ログインを試行してください。
それでもこの問題が解決せずログインできない場合は、シャットダウンしてこのデモンストレーション セッションを終了し、新しいセッションをスケジュールすることをお勧めします。このエラーはまれにしか発生しないため、新しいセッションでは MRA の登録は成功すると考えられます。または、Cisco dCloud サポート ページを通じてサポート ケースをオープンし、サポート エンジニアに支援を依頼してください。
- Cisco dCloud ホーム ページから、[設定(Configuration)] > [ユニファイド コミュニケーション(Unified Communications)] > [Unified CM サーバ(Unified CM Servers)] に移動します。
- すでに cucm1.dcloud.cisco.com のエントリがあるはずです。
- このエントリをクリックし、値をメモしてからこのエントリを削除します。
- [新規(New)] クリックし、以下の詳細を使用して Cisco UCM をもう一度追加します。
- [Unified CM パブリッシャ アドレス(Unified CM publisher address)] – 198.18.133.3 または cucm1.dcloud.cisco.com
- [ユーザ名(Username)] – administrator
- [パスワード(Password)] – dCloud123!
- [TLS 検証モード(TLS verify mode)] – 無効(Off)
- [アドレスの追加(Add Address)] をクリックします。
- エンドポイントが MRA として登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager に、エンドポイントの IP アドレスとして VCS-C サーバと同じ 198.18.133.152 が表示されることを確かめます。これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco Unified Communications Manager サーバ(http://198.18.133.3)にアクセスして、administrator としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] をクリックします。
- 電話を探すために、「Description contains」の条件で *あなたのユーザ名* を入力し、[検索(Find)] をクリックします。
図 42.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
- もう 1 つの確認方法として、たとえば tadams@dcloud.cisco.com にコールを発信し、そのコールが VCS ログに記録されたことを確認します。コール パスに複数のコール レッグが示されている場合、Collaboration Edge の通信パスを使用していることになります。[プロトコル(Protocol)] には、[複数のコンポーネント(Multiple Components)] のラベルがリストされます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco TelePresence VCS-C サーバ(http://198.18.133.152)にアクセスし、admin としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [ステータス(Status)] > [コール(Calls)] > [コール(Calls)] をクリックします。
図 43.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
図 44.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
- 右側の [表示(View)] リンクをクリックすると、コールが展開表示されて、そのすべてのコンポーネントが示されます。これにより、MRA エンドポイントがイントラネット外部から発信していることがわかります。
図 45.Cisco TelePresence Video Communication Server Control
Cisco DX MRA デバイスを設定する方法
シスコ社員向け – Cisco IT は企業ファイアウォール上でさまざまなメディア ポートをブロックしています。無線、有線を問わず、MRA を介してデバイスを登録する場合は、パブリック接続を使用してください。
- ワイヤレス接続可能な DX デバイスを使用している場合は、このステップの以下の手順に従ってください。ワイヤレス接続に対応していない場合は、LAN を経由して IP フォンをパブリック インターネットに接続する必要があります。お使いの MRA デバイスは、シスコ社内 LAN に接続しないでください。
- パブリック接続を使用して IP フォンをインターネットに接続します。接続には、自宅のワイヤレス、お客様のゲスト ネットワーク、またはその他のパブリック インターネット接続を使用できます。シスコの社員は、Blizzard SSID でゲスト アカウントを作成し、ゲスト ネットワークの Intranet SSID に接続してデモンストレーションを実行してください。
- Blizzard SSID に接続している場合は、このステップ 1 の残りの手順を実行する必要があります。LAN を介して IP フォンを接続している場合は、このセクションのステップ 2 に移ります。
- Web ブラウザを起動し、https://internet.cisco.com にアクセスします。自分のシスコ ID とパスワードを使用して [サインオン(Sign On)] します。
図 46.ワイヤレス ネットワークのオプション
- [アカウントの作成(Create Account)] アイコンをクリックします。
- ゲスト アカウントのアカウント情報を入力します。任意の名前、電子メール、会社を入力できます。[ゲスト ロール(Guest role)] は必ず [ゲスト(Guest)] に設定します。[送信(Submit)] をクリックします。
図 47.ワイヤレス ネットワークのオプション
- Blizzard SSID への接続を解除します。Internet SSID に接続し、作成したクレデンシャルを使用して guest としてログインします。
図 47.ワイヤレス ネットワークのオプション
- クリーンな状態のデバイスでデモンストレーションを開始し、以前の設定による問題を回避するために、DX デバイスを工場出荷時の状態にリセットすることを推奨します。
- DX のリセット
- [設定(Settings)] を開きます。
- [バックアップとリセット(Backup & reset)] をタップします。
- [工場出荷時のデータ リセット(Factory data reset)] をタップします。
- [デバイスのリセット(Reset device)] をタップします。
- [すべて消去(Erase everything)] をタップします。
- DX のリセット
- 工場出荷時の状態にリセットしてから起動すると、すぐに次の画面が表示されます。
- [TFTP サーバの入力(Enter TFTP server)] 画面の下部にある [Expressway] をタップします。
図 48.TFTP 設定
- dCloud セッションの [セッションの詳細(Session Details)] タブにあるサービス ドメインを入力します。形式は (collabedge- or cb)XXX.dc-0X.com です。
- 該当ユーザのユーザ名とパスワードを入力します。
- [サインイン(Sign in)] をタップし、初期設定の最後まで操作を続行します。
- Cisco WebEx Meetings プロンプトで [許可(Allow)]、[同意する(I accept)] の順にタップします。
- [スキップ(Skip)] を 4 回タップします。
- [続行(Continue)] をタップします。
- これにより DX は MRA 経由で Unified CM に登録されます。
エンドポイント上に次のような出力が表示された場合は、VCS-C サーバにアクセスし、下図のようにログ ページを確認する必要があります。
図 49. ハードウェア エンドポイント上に表示される Cisco MRA 登録エラー
図 50. Cisco VCS-C サーバのイベント ログへのアクセス
デバイスの登録に使用したユーザ ID を使用してエントリをフィルタ処理します。
図 51. Cisco VCS-C サーバのイベント ログ
要求が失敗したことを示すメッセージとともに、上図のような出力が表示された場合は、設定、使用しているクレデンシャル、Wi-Fi またはイーサネット接続の状態、およびルータ キットの VPN 接続を再度確認してください。VCS-C または VCS-E サーバに問題の別の原因を示すアラームがあるかどうかも確認してください。これらすべてのステップを実行しても問題が解決されない場合は、この注に記載されているバグが発生している可能性があります。
この問題の解決策は現在調査中ですが、以下のステップに従って VCS-C から CUCM1 を削除してからもう一度追加し、ログインを試行してください。
それでもこの問題が解決せずログインできない場合は、シャットダウンしてこのデモンストレーション セッションを終了し、新しいセッションをスケジュールすることをお勧めします。このエラーはまれにしか発生しないため、新しいセッションでは MRA の登録は成功すると考えられます。または、Cisco dCloud サポート ページを通じてサポート ケースをオープンし、サポート エンジニアに支援を依頼してください。
- Cisco dCloud ホーム ページから、[設定(Configuration)] > [ユニファイド コミュニケーション(Unified Communications)] > [Unified CM サーバ(Unified CM Servers)] に移動します。
- すでに cucm1.dcloud.cisco.com のエントリがあるはずです。
- このエントリをクリックし、値をメモしてからこのエントリを削除します。
- [新規(New)] をクリックし、以下の詳細を使用して Cisco UCM をもう一度追加します。
- [Unified CM パブリッシャ アドレス(Unified CM publisher address)] – 198.18.133.3 または cucm1.dcloud..com
- [ユーザ名(Username)] – administrator
- [パスワード(Password)] – dCloud123!
- [TLS 検証モード(TLS verify mode)] – 無効(Off)
- [アドレスの追加(Add Address)] をクリックします。
- エンドポイントが MRA として登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager に、エンドポイントの IP アドレスとして VCS-C サーバと同じ 198.18.133.152 が表示されることを確かめます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco Unified Communications Manager サーバ(http://198.18.133.3)にアクセスして、administrator としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] をクリックします。
- 電話を探すために、「Description contains」の条件で *あなたのユーザ名* を入力し、[検索(Find)] をクリックします。
図 52.電話の検索およびリスト
もう 1 つの確認方法として、たとえば tadams@dcloud.cisco.com にコールを発信し、そのコールが VCS ログに記録されたことを確認します。コール パスに複数のコール レッグが示されている場合、Collaboration Edge の通信パスを使用していることになります。[プロトコル(Protocol)] には、[複数のコンポーネント(Multiple Components)] のラベルがリストされます。
- これを確認するには、デモンストレーション ワークステーションのいずれかにログインするか、デモンストレーションに接続されているラップトップにログインします。
- Cisco TelePresence VCS-C サーバ(http://198.18.133.152)にアクセスし、admin としてパスワード dCloud123! を使用してログインします。
- [ステータス(Status)] > [コール(Calls)] > [コール(Calls)] をクリックします。
図 53.コール
図 54.コール ステータス
- 右側の [表示(View)] リンクをクリックすると、コールが展開表示されて、そのすべてのコンポーネントが示されます。これにより、MRA エンドポイントがイントラネット外部から発信していることがわかります。
図 55.コール ステータス