Last updated:
16-AUG-2016

Collaboration Edge Business to Business Endpoint Setup (Japanese)


Collaboration Edge B2B エンドポイントの設定

このガイドでは、Cisco dCloud デモンストレーションで使用する B2B(Business-to-Business)エンドポイントの設定手順について説明します。 B2B エンドポイントは、他社のオフィスでオンサイトで働く社員向けです。

デモンストレーションにおけるこれらのデバイスのユニークな点は、デバイスが dcloud.cisco.com ドメイン外部にあるため、このデモンストレーションから通信サービスを提供する Cisco Unified Communications Manager サーバにアクセスできないことです。 このため、どの B2B デバイスも顧客のオフィス、Cisco ミーティング ルーム(cisco.com)、または https://www.ciscojabbervideo.com/home などの Web ベース サービスの通信サービスを使用する必要があります。 このガイドでは、この 3 つの通信オプションを設定する方法を説明します。

デモンストレーションのホワイトリストに外部ドメインを追加

まず、B2B 通信デバイスをセットアップする前に、外部ドメインがデモンストレーション LAN にアクセスできるようにする必要があります。 そのために、外部ドメインを Cisco VCS サーバのドメインのホワイトリストに追加します。 ドメインを追加しないと、デバイスが Collaboration Edge VCS Expressway Traversal サーバにアクセスしようとする際、ファイアウォールにブロックされ、コールを完了できません。

  1. ローカルの RDP プログラムまたは Cisco dCloud リモート デスクトップ クライアントを使って、デモンストレーションの Workstation 2 にアクセスします [手順を見る]IP アドレス:198.18.1.10、ユーザ名:dcloudaperez、パスワード:C1sco12345 を使用してログインします。
  2. コンソール ウィンドウを開き、DomainSetup と入力します。

図 1. DomainSetup コマンド

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ポップアップ ウィンドウで、使用可能にするドメインを VCS Expressway サーバのホワイトリストに追加します。 追加するドメインは、B2B ユーザが dcloud.com ユーザと通信する際に使用する、外部企業のドメインです。 cisco.com や jabber.com はすでに含まれているので、追加する必要はありません。

カスタマー サイトでお客様の通信デバイスからデモンストレーションに発信したい場合には、このステップでそのお客様のドメインを追加する必要があります。

  1. [OK] をクリックします。

図 2. DomainSetup 初期化

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  1. スクリプトが完了するまで待機します。 [完了(Done!)] というメッセージが表示されたら、追加したドメインに属するデバイスでコールの着信および発信を行えます。 他のドメインを追加する場合は、もう一度このスクリプトを実行します。

図 3. DomainSetup 完了

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B2B エンドポイントをお客様のビデオ エンドポイントとして使用する方法

お客様のビデオ エンドポイント(ソフトウェア ビデオ クライアントや社内の会議室など)を使用して、デモンストレーションへの通信を試行することができます。 これは Collaboration Edge アーキテクチャとその機能を示す優れた方法ですが、このデモンストレーションが正常に動作することは保証できません。

サード パーティ宅内でのインフラストラクチャ構成設定によって、エンドポイントでのビデオ コールの発信/着信は、成功または失敗します。 これは、dCloud サポート チームによる制御、保証、サポートの対象外です。

B2B を構成するには、特定の FW、DNS、ルーティング、証明書の処理を適切に設定する必要があります。 これらの設定は、dCloud 側では構成済みですが、デモンストレーション サイトには実装されていない可能性があります。 このデモンストレーションの B2B ユーザにお客様のエンドポイントを使用させることはできますが、正常な動作は保証できません。 このオプションを試す場合は、この手順ガイドの最初で必ずお客様のドメインを VCS Expressway サーバのホワイトリストに追加してください。

 

シスコのビデオ エンドポイントを B2B エンドポイントとして使用する方法

シスコのミーティング ルームの中には、外部からもアクセス可能なものがあり、デモンストレーションに利用できます。 たとえば、XY というオフィスからは、<オフィス XY 内のルーム名>@cisco.com と入力するだけでミーティング ルームを呼び出すことができます。 デモンストレーションでテスト コールを行う前に、必ずミーティング ルームを予約しておいてください。

同様に、Advanced Cisco Experience(ACE)エンドポイントがビデオ機能に登録されていれば、シスコ社員はそのエンドポイントを使用してコールを発信/着信できます。 詳細については、社内 ACE デモ サービス Web サイト http://wwwin.cisco.com/it/ace/demo_svcs.shtml#ActiveTab=0 を参照してください。