819WルータのROMmonリカバリー
このドキュメントは、お使いの819Wルータ及び、APのリカバリー手順を含みます。もし、APのみに問題がある場合は、ルーターのリカバリー手順をスキップして下さい。
ソフトウェアのダウンロード
- 一時フォルダーをお使いのデスクトップ上に作成し、以下の手順で使用するダウンロードしたファイルを配置します。
- お使いのコンピューターでブラウザを開き、www.cisco.comに進みます。CCO認証情報でログインします。
- Cisco 819 Hardened 3G with Dual Radio 802.11n WiFi統合ルータの推奨IOSを、ダウンロードします。ファイルをデスクトップに作成した一時フォルダーに保存します。
- 組み込みAP用の推奨IOSをダウンロードします。ファイルをデスクトップに作成した一時フォルダーに保存します。
ユニファイド接続とエンタープライズブランチデモの為に、Unified Mode IOSをダウンロードします。コラボレーションデモの為に、Autonomous Mode IOSをダウンロードします。
ap802-k9w8-tar.152-2.JA.tar
- Tera Termをダウンロードして、インストールします。
- TFTPサーバユーティリティをダウンロードして、インストールします。
機器を接続する
- PCをルータのコンソールポートに接続します。
- 平たい青色のロールオーバーケーブル(箱の中に含まれている)をCONSOLEとラベルされているルータのポートに接続します。
- お使いのPCのCOM portsに、ロールオーバーケーブルの反対側を接続します。
- PCをルータのLANポートに接続します。
- ストレートのイーサケーブルをルータのFE 0ポートに接続します。
- 反対側をPCのイーサポートに接続します。
- PCの(Local Area Connection)を以下のように設定します。
o IP address: 10.0.0.2
o Subnet mask: 255.255.255.0
PCのワイヤレスLANアダプターを無効にします。
ソフトウェアのセットアップ
- TFTP serverの起動と設定:
- 現在のディレクトリー: デスクトップ上の一時フォルダーをブラウズします。
- サーバインターフェース: ドロップダウンから10.0.0.2を選択します。
図 1. TFTP サーバの設定
- Tera Termの起動と設定:
- 新しい接続ウィンドウから、Serialを選択し、ルータに接続しているPC上のPortを選択します。
図 2. Serialポートの選択
- OKをクリックします。
- Enterキーを押し、ルータからの応答を確認します。
ROMmonモードでのルータリカバリー
- ルータの電源を入れます。Tera TermウィンドウからルータがROMmonモードで立ち上がっている場合、プロンプトで次のように確認できます。ルータプロンプト: rommon 1 >
- 以下のコマンドを入力し、必要なルータIOSをTFTP経由で転送:
rommon 1 > IP_ADDRESS=10.0.0.3
IP_SUBNET_MASK=255.255.255.0
rommon 3 > DEFAULT_GATEWAY=10.0.0.1
rommon 4 > TFTP_SERVER=10.0.0.2
TFTP_FILE=c800-universalk9-mz.SPA.153-2.T.bin
tftpdnld
- プロンプトで、続行を指示された場合、yを入力します。
Invoke this command for disaster recovery only.
WARNING: all existing data in all partitions on flash will be lost!
Do you wish to continue? y/n: [n]: y
- プロセスが完了するまで待ちます。
rommon 8> boot
- ルータがIOSを使用して、起動します。
ルータへファイルの転送
- PCからルータのフラッシュへファイルを転送するために、ルータの接続インターフェースを作成します。
Router> enable
Router# conf t
Router(config)# int vlan 1
Router(config)# ip add 10.0.0.1 255.255.255.0
Router(config)# no shut
Router(config)# end
- ルータの設定をルータフラッシュに転送します。
Router# copy tftp: flash:
Address or name of remote host []? 10.0.0.2
Source filename []? name of your router config .txt file
Destination filename [name of your router config .txt file]? <Enter>
- APのIOSをルータのフラッシュに転送します。
Router# copy tftp: flash:
Address or name of remote host [10.0.0.2]? <Enter>
Source filename []? ap802-k9w8-tar.152-2.JA.tar
Destination filename [ap802-k9w8-tar.152-2.JA.tar]? <Enter>
このAPのIOSファイルは、前の手順でダウンロードしたファイル名を指定します。(ap802-k9w8-tar.152-2.JA.tar).
- Configファイルをstartup-configにコピーします。
Router# copy flash:name-of-router-config.txt startup-config
name-of-router-config.txtの値は、実際のルータConfigファイル名に置き換える。ファイル名が確かでない場合は、copy flash:?をタイプし、現在フラッシュ内に格納されているファイルのリストを確認します。
ROMmon ModeからAPのリカバリー
- ルータから、まず以下のコマンドでAPのフラッシュのフォーマットを開始します。
Router# format flash:1:
- APのフラッシュへAPのIOSをコピーします。
Router# archive tar /xtract tftp://TFTPhostIP/ap802-k9w8-tar.152-2.JA.tar flash:1:
- APにコンソール接続します。
Router# service-module wlan-ap 0 reset
- APの再起動を待ちます。
- APにセッションを張り、unified modeである事を確認します。
Router# service-module wlan-ap 0 session
Trying 10.66.101.113, 2002 ... Open
Connecting to AP console, enter Ctrl-^ followed by x,
then "disconnect" to return to router prompt <Enter>
Username: cisco
Password: Cisco
AP8478.acaf.cb52> enable
Password: Cisco
AP8478.acaf.cb52#show capwap client config
configMagicMark 0xF1E2D3C4
chkSumV2 10292
chkSumV1 59929
swVer 7.3
adminState ADMIN_DISABLED(2)
name AP8478.acaf.cb52
Cisco dCloudのためのルータ設定
お使いのルータは、いくつかのオプションを使用してCisco dCloud用の設定ができます。[手順を見る]
- エンドポイント ウィザード
- HTTP経由でのコピー
- コンソール経由でのコピー
もし、既にルータを登録している場合は、再度登録をする必要はありません。設定のダウンロードまたは、My Dashboard > My Endpoint Routersからルータのセットアップ ウィザードをダウンロードします。
APを7.4 Codeにアップグレード
- Cisco dCloudのEnterprise Networkingまたは、Securityデモをスケジュールします。(Unified Access v2.1推奨)
- ルータの電源を落とし、デモがアクティブになった後に、電源を戻します
- 新しいWLCに接続し、7.4 AP codeにアップブレードするのを待ちます。しばらく時間が掛かります。(30分程度).
- APのアップグレードが完了したら、APを再起動します。
- APからshow capwap client configコマンドを投入し、 swVerが7.4.115である事を確認します。