携帯機器のスクリーンミラーリング
この手順は、ハードウェアコンポーネントを使用して、携帯端末のスクリーンミラーリングを有効にする方法を用意しています。一方で、ソフトウェアベースのオプションもあり、それらは、フリーまたは、ローコストですが、それらのオプションは信頼性に欠け、Cisco dCloudコンテンツを使用する際に、機器のオンボードや、その他の機器の振る舞いがネットワーク接続を一時的に中断するかも知れません。加えて、ソフトウェアベースのオプションは、お使いのラップトップを携帯端末と同じWLANに接続する事が必要となるかもしれません。それらは、ラップトップのバックエンドコンポーネットの、たとえば、WLCや、ISEを表示するのを妨げます。更に、携帯端末のアップデートが原因で、ソフトウェアベースのソリューションが動かなくなる事があります。
もし、ソフトウェアベースのソリューションを試したいのであれば、Cisco dCloud上のヘルプガイドにある アンドロイドとiOS機器のスクリーン共有ご覧下さい。
このドキュメントのハードウェアセットアップの概要は信頼性があり、Cisco dCloudコンテンツを定期的に使うユーザで、iPadスクリーンが必須な方に推奨します。ハードウェアソリューションの利点は:
- ソフトウェアアップデートに影響されない
- お使いのラップトップを使用して、携帯端末のスクリーンとセッションでのいくつかのバックエンドコンポーネントの両方を表示できる
- WebEx越しのリモートセッションに最適
Apple iOS機器
ほとんどのdCloudコンテンツは、Apple iOS機器の使用をサポートしています。Apple iOS機器のスクリーンミラーリングをするために、下記のハードウェアコンポーネントが必要となります:
- Apple iOS機器
- USB 2.0 Portable Laptop Crash CartアダプターのStarTech KVM Console
o モデル: NOTECONS01
- Apple機器へのVGA Adapter (Apple 30-pinもしくは、Lightning)
- USB A to Mini Bケーブル
- USB 2.0搭載のコンピューター
図 1. USB 2.0へのStarTech KVM
以下の手順は、iPadとiOS7で動作するLightningコネクターでテストされている。
- 全てのハードウェアコンポーネントを組み立てる。
- StartechドライバーとソフトウェアをStartechのウェブサイトからダウンロードし、インストールする。“NOTECONS01”を検索ボックスに入力する。
- Drivers and Downloadsのタブを選択する。
- お使いのOSの、最新ドライバーとUSB Crash Cartアダプターのユーティリティをダウンロードする。ひとつの.zipファイルに、ドライバーとWindows、Mac、Linux用のCrash Cartアプリケーションが含まれている。
Figure 2. Crash Cartアダプターのユーティリティ
- ファイルを開き、お使いのOSをブラウズし、ソフトウェアをインストールします。インストールプロセス中は、指示に従います。
- インストール完了後、Startechをお使いのラップトップまたはPCにUSB A to mini Bケーブルを使用して、接続します。
- Startech VGAケーブルをApple VGAアダプターに接続します。
- iOS機器をApple VGAアダプターに接続します。
図 3. ハードウェア接続
- USB Crash Cartアダプターのソフトウェアを起動します。
図 4. Crash Cartアダプターのデスクトップショートカット
- スクリーンミラーリングを開始するために、機器のスクリーンをタップします。機器のスクリーンがCrash Cartアプリケーション上に表れます。
図 5. USB Crash Cartアダプターのアプリケーション
iOS機器のスクリーンがコンピューター上に表示されます; しかい、コンピューターからは機器をコントロールできません。すべてのアクションはiOS機器自身で実行されます。